最近、新聞で新型火力発電所について載ってました。
IGCC(Integrated Gasification Combined Cycle)と呼ばれ日本語では、石炭ガス化複
合発電と呼びます。

通常の火力発電は、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料を燃やすことで水を熱し、
水蒸気を作りタービンを回転させることで発電します。

IGCCは、石炭をガス化し、燃料ガスを発生させ、それによりガスタービンを回転さ
せ、発電させます。さらにガスタービンを回転させたときに発生したときの温度が
1000℃以上の高温であるため、そのエネルギーを利用して蒸気タービンを回転させる
ことができます。
IGCCのポイントとしては、①ガス化②エネルギー効率の2点によって今までの火力発電
所のデメリットを減らしています。①ガス化させることで石炭に含まれている不純物
を燃焼する前に取り除くことができ、環境に優しいということです。②エネルギー効
率という点では、今までの火力より半分の資源で電力を産み出すことができます。

今まで、原子力発電所を早期に稼働させるべきだと思っていましたが、こういうIGCC
という新たな技術が出てくると、ベストミックスと言っていた安倍総理が言ったのは
分かるような気がします。直近のインタビューで減らす方向という風に語っていたの
は、こういう新しい技術を導入していくことで原子力の依存を減らしていくというこ
とが現実的な選択肢なのかなと認識しております。また、現状、古い火力発電所を動かしている状態で、それをIGCCに置き換えたり、不当な価格で輸入している燃料を安く仕入れる努力をすることで貿易赤字を黒字に転換することができると思います。一度データをまとめてみたいと思っております。

はる

以下バナーをクリックすればこのブログのランキング状況が分かります。また、クリックしていただけると、励みになります。よろしくお願いいたします。
 にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ  
にほんブログ村 株式 ブログランキングへ